【工務店経営 小林さんの場合】
仕事先の集金が思うようにいかなかった小林さん。職人さんにお給料を払ってあげないといけないが、あと少し足りない。ご自分の金のネックレスで10万円の融資を20日に受けた。翌月の20日に返しに来た場合。
質預りをされると以下の4つの場面
①出質 ②延長 ③質流 が起こります。
ここでは項目ごとに説明させていただきます。
①出質〜1ヵ月の場合〜
出質〜2ヵ月の場合〜
【町工場経営 朝倉さんの場合】
絶対に遅らせることのできない材料屋への支払い予定がある朝倉さん。仕事先からの入金予定日は2ヵ月先・・・。困り果てた朝倉さんは6月25日に、ご自分のスイス製高級ブランド時計をお持ちになり、100万円と査定され、100万円の融資を受けて、8月25日に時計を取りに来た場合。
6月・7月・8月の3ヵ月に渡りますが、2ヵ月以内（例 6月25日～7月25日 1回目分7月25日～8月25日 2回目分 ）であれば質料が1ヵ月￥15,000で、2回分の質料￥30,000です。￥30,000とお貸しした金額を合わせ￥1,030,000になります。お金と質札・身分証をお持ちください。品物をお返しします。
出質〜3ヵ月の場合〜
【ＯＬ 田中さんの場合】
大学時代からの友人が飲み会に誘ってきた。二次会がありそうで、手持ちのお金ではちょっと不安・・・。たまに使うバックで5万円の査定。そんなにも必要ないので、1万円で融資を受けた。が、すっかり忘れてしまい思い出したら三ヵ月の期限間際。慌てて取りに来た場合。
1万円なら1ヶ月の質料￥166で3回分￥498です。合わせ￥10,498になります。
お金と質札・身分証をお持ちください。
②延長
【課長 浦木さんの場合】
年末年始と飲み会がつづいて小遣いが足らなくなった時、バブル時代に買ったK18製のブレスレットをお持ちになり、20万円査定のところ、必要な10万円の融資を受けた。7月25日の夏のボーナスで返したいので期限を延長したい場合。
初回流質期限は、お貸しした日から3ヶ月後です。質料はお預り日から発生します。
品物を取りに来れない時は、期限内に1回分の質料をいただければ、期限を1ヶ月、2回分なら２ヶ月、３回分なら３ヶ月なら延長できます。質料のお支払いはお振込でも出来ます。振込先は質札に記載しています。
査定限度額以内でしたら、お客様の必要金額で大丈夫です。
浦木さんの場合ですと、出質予定日が初回流質期限以降になる場合は期限内に延長していただくことになります。期限内に利上げ延長をしていただき、出質の時に残りの質料と元金で出質金額となります。浦木さんの出質にかかる総合計金額（利上げ延長分を含む）は 1,500円×6回分（1/29～7/29の質料）+100,000円＝109,000円 この様になります。
③質流
【会社員 安室さんの場合】
友人の結婚式などがつづいて手持ちがなくなった。あまり使わないフランス製ブランドバックをお持ちになり、5万円の融資を受けた。期限の3ヶ月が過ぎて質料も払ってない。あまり使ってなかったから、必要というわけではない場合。
必要でないとお考えになったのなら、そのままで結構です。
お客様から連絡がなく期限が過ぎてしまった場合はお預りしている品物を処分し、返済の代わりとしますので問題ありません。これで契約終了です。取り立てもなく、安心です。
宝屋は期限の通知はしておりません。
月が替わっても１ヵ月以内（例 20日から翌月20日）であれば1回分の質料です。10万円なら1ヶ月の質料は￥1,500です。合わせて￥101,500になります。
お金と質札・身分証をお持ちください。品物をお返しします。